答えを教えない質問対応【「わからない」が「わかった!」に変わる瞬間】

テスト勉強会のときに、生徒たちが数学や理科などの難しい問題の質問に来てくれます。

最近は以前よりも質問に来る生徒が増えてきました。

私たちがマンツーマンで質問対応をするのですが、この「質問対応」を具体的にどのような流れで行っているのか、保護者の方々が直接ご覧になる機会がほとんど無いので、今回は質問対応の様子について書いてみます。

もし保護者の方がご家庭でお勉強を教えることがありましたら、ちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

2023の約数の中で、2番目に大きい約数を答えよ。
ただし、2023=17×17×7である。

中1生

この問題が分からないです。

福永

おっ、分からないのをちゃんと解決しようとしていていいね!問題文を読んで、意味が分からない部分はある?

中1生

問題文は分かるけど、最初に何をすればいいか分かりません。

福永

そうなのね、オッケー!じゃあさ、たとえば30の約数を言ってごらん。

こんな感じで、簡単な例を出して生徒とやりとりします。(中略)

福永

はい、ここまでは理解できたかな?よし。じゃあここから先は自分で考えてみよう。できたらまた持っておいで。

(数分後)

福永

オッケー!バッチリだね。さっき問題が解けなかったとき、なにが分かってなかった?

中1生

えーーっと……素因数分解したのをどう使えばいいか分かっていなかったのと、……あとは約数をどうやって求めるのかが分かってなかったです。

福永

いいね。じゃあこの問題の解き方をいま自分の言葉でまとめておこう。ノートに書いてみよう。……そうだね!よく書けているね。約数を求めたかったら、まずその数を素因数分解して、素因数の一部をかけ合わせてつくれる数を考えればいいってことだね。

目次

(1)問題文が理解できているか確認する

はじめに「問題の意味を理解できているか」を確認します。

すると、「えっ、ここが分かっていなかったの?」ということが意外とあります。

また「なんとなく難しそう」という印象から、きちんと問題文を読むことを避けている、諦めてしまっているケースも多いんですね。

意味が分からないところをたずねると、意外と「あっ、分かりました。」なんてこともあります。

もし問題文が分かっていない場合は「どこの部分がもやもやする?」という感じで、理解できていない言葉を明確にすると良いです。

(2)難易度を下げた例を出す

生徒が難しいと感じている場合でも、

①文字が含まれている
②大きい数が含まれている

といった理由で、難しく見えているだけのことがあります。

こういうときは具体的な数、より小さい数で例を挙げると考えやすくなります。

「考えやすい具体例→できた→つまりこうすればいい→じゃあこの問題だったら……」という感じで、考えてもらいます。

(3)あくまでも本人に解いてもらう

上記のやりとりのように、「最後は自分自身で答えを出させる」のを大切にしています。

ときには「えーっ!?(解けないですよ~!)」というリアクションが返ってくることもありますが、「いや、できるよ。今のあなたならできます。」と言って解いてもらうと、だいたいできます。

(4)考え方や解き方を言語化させる

問題のテーマ、与えられているヒントの使い方、問題を解く手順、まず何をするかなど、問題のポイントを自分の言葉で書いてもらいます。

さっきまでの自分は何が分かっていなかったのか、いま何を学んだのかを明確にすることが大切ですね。

質問対応は、ただ勉強を教えるだけでなく、「問題文の読み方」「考え方」「作業の仕方」などを伝えると同時に、「分かった!」「解けるようになった!」「解けて楽しい!」ということを実感してもらう機会でもあります。

このような積み重ねによって、生徒たちは考える力や自信を身につけていきます。

unitは集団授業の塾ですが、今後も質問対応や面談の時間を充実させ、一人ひとりに寄り添った指導を大切にしていきます。                                              

この記事を書いた人

塾長
ふくなが

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

趣味:将棋(将棋ウォーズ2段)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

趣味:将棋(将棋ウォーズ2段)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド

Twitterはこちら R_makes_rb

Twitterはこちら R_makes_rb

バナークリックで応援をお願いします!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次