2026年度 夏期合宿実施報告【勉強して、笑って、競って。最高の3日間。】

合宿前夜

毎年恒例となった夏期合宿。

2泊3日の宿泊形式になってから今年で3年目になる。


私は昔から合宿前日にあまり眠れない。

「みんなが思い切り楽しめるような、より良いものにしたい」という使命感、

「きっと楽しい瞬間、嬉しい瞬間がたくさん待っている」という高揚感、

そして

「全体に神経を行き届かせ、大きな失敗や事故なく最後まで無事に乗り切る」という責任感がそうさせるのだと思う。



今年の夏期合宿も前日からそわそわしていて、あまり眠れなかった。

結局朝4時に目が覚めてしまい、家のまわりを少し散歩して気持ちを落ち着けてから塾に向かった。

合宿初日

初日は晴れ。

気温が高く蒸し暑い、夏らしい天気だった。

朝は集合時間までに生徒たち全員がきっちり揃い、スムーズに移動できた。

電車の中で、確認テストの勉強(暗記モノ)をしている生徒たちの姿をこれまでよりもたくさん目にし、なんとなく「いい合宿になりそうだな」と思った。



合宿では「チーム対抗 確認テストバトル」を行う。

日頃、生徒たちにむやみやたらと競争をあおらないのがunitのスタイルだが、合宿のときは勝敗にこだわる。

真剣に競った上で勝った、負けた、という経験の中でしか得られないものがあるからだ。

そんな中、チームTシャツと鉢巻きを自前で用意してきた生徒がいた。

物事にあたる際に全力で楽しもうという前向きな姿勢、そしてユーモアと行動力が素晴らしいと感じた。



私は今年、中3英語と中2数学の授業を担当したが、初日はとくに中2生たちの成長ぶりを感じた。

去年の合宿では事前のテスト勉強がほとんどできておらず、私が厳しく注意した経緯があるが、授業の理解度や反応、積極性など、去年よりも大きく成長したと感じる瞬間がいくつもあった。

確認テストの内容を見て、勉強してきたことが伝わる子が何人もいた。

生徒たちの成長を感じる瞬間は本当にうれしいものだ。

私が中2生にその喜びを伝えると、彼らも少し照れながら授業を受けていた。

また、中1生たちは行動がスムーズでテキパキとしており、仲の良さやお互いに声を掛け合うチームワークの良さを感じた。

確認テスト、テストの採点、食事、授業、生徒の質問対応、入浴、各部屋の消灯見回りと、ひとまず無事に初日が終わった。

合宿2日目

2日目の朝。

スケジュールでは23:00消灯6:30起床としている。

いくら合宿と言っても、生徒たちにしっかりと睡眠を取ってもらいたいからだ。

生徒たちにもそのように伝えていたのだが、消灯後すぐに就寝し、その分早く起きて勉強していた子も少なくなかったようだ。

早い子は4時台、5時台に起きて、部屋で勉強をしていたとのこと。



体調面の心配をしたが、一方で自分から「少しでも勉強しよう」と行動していた姿に彼らの気合いを感じた。

もし塾生たちが嫌々合宿に参加し、義務感で勉強しているのであればきっとこうはならないだろう。

日頃、少しでも生徒たちが自発的に取り組めるように環境づくりを行っていることがこういう姿勢につながっているのであればうれしく思う。

……いや、やはりそうではなく、生徒たち自身がすごいのだ。

unitに、ここぞというときに頑張れる子がたくさんいるのだと改めて感じた。




2日目の昼。サプライズで流しそうめんを行う。

教室に入るやいなや生徒たちから歓声が上がり、もりもり食べていた。

中3生たちをはじめ、生徒たちが後片付けを手伝ってくれたのがとても頼もしかった。

そして夜には、こちらもサプライズで花火を行った。

私は生徒たちに花火を配ったり、火をつけてまわったりして、生徒たちが楽しそうにしているのを眺めていた。

「この歳になって、こういう『青春のど真ん中』に一緒に居させてもらえるなんて幸せなことだなぁ。」

なんて思ったりしていた。

生徒たちも勉強の疲れが出る頃だが、良いリフレッシュになったと思う。

確認テストバトルでは、2日目に逆転する子、ジャンプアップする子がたくさんいた。

初日の夜に理解度が心配だった子がいたが、2日目のテストはよくできていた。

話を聞いたら、朝起きて部屋で勉強したときに友達に教えてもらってできるようになったらしい。

テストの返却時、中1、中2生もその結果に一喜一憂していたが、中3生の結果の受け止め方は後輩たちのそれとは少し異なって見えた。

単に「良かった、悪かった」ではなく、もう少しさまざまな想いが乗っかった受け止め方に見えた。

点数に対するこだわりを強く見せる生徒もいたし、結果が思うように出なかったときの悔しさ、自身への不満を見せる生徒もいた。

今年の3月から受験生として日々勉強を積み重ねているからこそ生まれる感情がそこにはあった。

私は彼らがちゃんと「受験生」になったのだと感じ、うれしく思うのと同時に、残りの半年間、彼らが学力をつけてそれぞれの志望校に合格できるよう支えていかねばと改めて思った。

合宿3日目

あっという間に最終日の朝になった。

これまでの合宿よりも時の流れが早く感じる。

もう終わってしまうのか、という寂しさを強く感じた。

お世話になった食堂の方とお話をした。

一昨年、生徒たちのお行儀が良いと褒めていただいたのだが、「最近の子たちはあまり食べない子も多いけれど、おかわりしてくれる子がたくさんいて、私たちスタッフも作り甲斐があります。運動部の子たちより食べてくれますね。」と褒めていただいた。

どうやら塾長の旺盛な食欲が生徒たちにも伝播している(?)ようだ。

3日目の総合確認テストが終わり、閉会式が始まった。

成績上位者の表彰に加え、先生たち一人ひとりから個人賞を贈る。

合宿中にとくに頑張った生徒、テストの内容に成長を感じる生徒、授業の受け方や勉強への取り組みが良かった生徒など、理由はさまざまだが、結果だけでなく内容も大事にしたい私たちの考えが反映されている。

今年は、合宿が始まる前からテスト勉強に熱心に取り組んでいた生徒、確認テストの中で教わったことがだれよりも実践できていた生徒、3日間通じて安定して結果を残していた生徒、勉強に対する強い意志が感じられた生徒、宿泊施設や食堂のスタッフの方にお礼のメッセージを残していた生徒(素敵な感性と行動力ですね)が個人賞に選ばれた。

今年は例年以上に、だれを選出するか迷った。

それだけ頑張っている生徒が多かったということだ。



チーム対抗 確認テストバトルのほうは、3年目にしてはじめてチーム福永が優勝した。

これにより塾長は監督退任の危機を免れ、来シーズンの続投が決まった。

チーム福永のみんな、おめでとう!

生徒たちへ

合宿中、朝早く起きて勉強する生徒が多く、とても素晴らしかったですね。その気になれば、君たちはそれだけ頑張る力があるのだということをぜひ覚えておいてください。また、一生懸命がんばったことがテストの点数に反映される経験ができた子がいると思います。これも励みにしていきましょう。

一方で、とくに苦手な教科について、短い期間ではどうにもならないこともあるということも学べたと思います。文法の知識、解き方、解くスピード、計算の正確さなど、やはりコツコツ積み重ねることでしか身につけられないこともあります。ここで「苦手だから」で済ませるのではなく、これからの日々の勉強を変えていこう。コツコツと積み重ねていこう。コツコツ努力するのが苦手な人は、まず宿題や小テストなど「目の前のこと」に全力で取り組むことからはじめよう。そのうち、自分の中の基準が上がり、今よりも自然と努力できる自分になれます。一緒に頑張っていこう。

みんなのおかげで、この夏最高の3日間になりました。ありがとう!

保護者の皆様へ

この度は、合宿にご参加いただきましてありがとうございました。お子様の今後の学習にとって、そしてunitで過ごすこれからの日々にとって、意味のある3日間になっていたら嬉しく思います。この合宿の真価は、お子様の今後の学習姿勢に現れると思います。あの合宿がきっかけで、より頑張れるようになったと思っていただけるよう、引き続き日々の指導にあたってまいります。


この記事を書いた人

塾長
ふくなが

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

趣味:将棋(将棋ウォーズ2段)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

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