見えないものを見えるようにする

可視化

何やら怪しげなタイトルだが、別に私は怪しい者ではありませんので安心してください(笑)

理科のお話です。

理科では様々な単元で見えないものが登場してくる。

具体例を挙げてみよう。

・物質中を進む光
・物質中を進む音
・物体にはたらく力
・回路に流れる電流
・磁石の周りにある磁界
・物体が持つエネルギー
・血液が流れる向き
・気団や前線が動く向き

他にもたくさんあるだろうが、目には見えないもの、流れをイメージしなければならないものが数多く出てくる。

つまり、

磁石

↑この絵(①)を見たら、

磁石

↑こういう風に(②)見えないといけない、ということだ。

理科が得意な子は、こういうイメージが自然と想起される。

こちらが何の指示を出さなくても、無意識のうちに①を見て②をイメージしている。

そして実際に絵の中に書き込んでいる。

反対に、苦手な子は①を見ても②のイメージが浮かんでいないことが多い。

電流の向きはどちら向きですか。

電流によって生じる磁界はどうなっていますか。

磁石による磁界はどうなっていますか。

磁界どうしが強め合っているところはどこですか。

電流が磁界から受ける力の向きはどちら向きですか。

こういった発問をされてからはじめて、②のイメージが想起される。

この差がとてつもなく大きい。

「考えるとは書くことである」ということをどの教科でも伝えているが、まだまだ生徒たちの習慣づけは不十分だと思っている。

塾生たちが自然と手を動かし、頭が働くように指導していきたい。

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可視化

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