塾名の由来(5)

なぜunitなのか。unitという英単語には「単位、一人、一個、一団」といった意味がある。私は生徒たち、保護者の方々と近い距離で接することができる塾をつくりたい。塾生の人数が多すぎれば、その分一人の生徒、一つのご家庭とのやりとり、繋がりの濃さはどうしても薄まってしまう気がしている。(私の能力不足もあると思うが。優秀な先生はできるのだろう。本当にすごいと思う。)私は生徒一人ひとりと濃い付き合いの中で一緒に学んでいきたいし、そういう関係性の中で行われる教育活動に可能性を感じている。unitという名前は、そのイメージに合っていると感じている。

またuniqueなteacherという意味も込めている。uniqueには「唯一の、他に類を見ない、独特な、個性的な」といった意味がある。私は教育にかかわらず、さまざまなことについて「最後は人」だと思っている。「これだけたくさんの塾がある中で、この先生に教わることができるのはこの塾だけ。」ということに価値があると思っているし、それが「塾」の原点だと思っている。また、自らがそういう先生になりたいという覚悟も込めて名付けた。

実際に塾を開いたあとに、塾生の一人がはじめて「unitが~・・・」と塾名を呼んでくれた瞬間。生徒のノートの表紙に「unit 算数」と書かれているのを見た瞬間。それらを今でも覚えている。嬉しくて、こそばゆくて、とても温かい気持ちになった。自分が名付けたunitという単語に、確実に血が通ったような感覚がした。いまだに、生徒たちがunitと当たり前のように呼んでくれる瞬間はとても嬉しい(←早く慣れたいと思う反面、初心を忘れないでいたい気持ちもある)。

というわけで、実は塾名にも塾長の思想や経験や思いといったものがあらわれているのだ。塾生や保護者の方々には、そんなことは全く気にせず、気軽に呼んでもらいたい。

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