何度も繰り返す

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以前、ある小学生の子に出した算数の課題を添削したとき。


その子は入塾して半年を経過した子だ。

一つの問題の中で複数の手順を必要とする問題になると、問題のなかにある数値を適当に演算するクセがあった。


なぜこういうクセがついていたか。

おそらく学校の授業でのつまずきを解消できないまま進んでしまい、「算数とは適当に数字をいじくるものだ」という感覚になってしまったのだと推察している。


本人も算数の授業が理解できないまま進んで、算数の授業が大変だったのではないかと思う。


今回の課題を添削しているとそのクセが見事に改善されていた。

一つ一つ、数値の意味をちゃんと考え、目的をもって計算できている。


ここにいたるまで、今までの授業で何度も同じ話をした。

福永

算数とは、そういう教科ではないのですよ。これこれこういう力をつけるために算数に取り組んでいるのですよ。こういう風に勉強しましょう。

というようなお話を積み重ねてきた。


もちろん本人もシュンとなることもあったが、そのたびに励ましながら指導をしてきた。

少しずつ算数という教科に対しての考え方、捉え方が変わってきたのだと思う。


もちろん、これで安心!というわけではない。

気を抜くとすぐに出てくるから「クセ」なのだ。

これからも同じことを指導する場面が出てくるだろう。


でもそれで良いと思う。

そのたびに

福永

また良くないクセが出てきちゃったね。直していこう!

というやりとりを続けていきたいと思う。

勉強とはそういうものだ。


何はともあれ、私としてはとても嬉しい瞬間だった。

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