其の塾を知らざれば其の生徒を視よ【塾の本質は生徒を見ればわかる】

荀子(じゅんし)に「(そ)の子を知らざれば (そ)の友を(み)よ」という言葉がある。

その人のことを知りたければ、その人が付き合っている人たちを観察すればよい、という意味だ。

あくまで私の経験則でしかないが、まさにこの言葉が当てはまるような場面をこれまで何度も見てきた。

やはりその人には自分と性質や価値観が似ている人が自然と集まるのだろう。


このことは塾についても同じことが言えるように私は思う。

(そ)の塾を知らざれば (そ)の生徒を(み)よ」である。

塾の本質はそこに集まる人で構成されているからだ。

それでは進学塾unitにはどのような生徒が集まっているのか。

その人たちがどういう人なのかは、日頃から当たり前のように取っている行動、習慣、暗黙の了解に現れると思う。

今回は、生徒たちの多くが当たり前に行っている行動について書いてみたい。

(1)登塾時、帰宅時にきちんと挨拶をする

挨拶する子供

生徒たちは塾に来たとき、塾から帰るときに元気よく挨拶をして帰る。

授業で来た生徒、自習で来た生徒、小学生から高校生までみな一緒である。

挨拶は人間関係の基本中の基本だが、塾生たちは凡事(ぼんじ)徹底(てってい)できていると思う。

(2)プリントをもらうときにお礼を言う

お礼

これも昔から代々脈々と受け継がれている習慣の一つだ。

先生たちからプリントをもらうときに「ありがとうございます。」と言いながら受け取る子が多いし、生徒が後ろの生徒に渡すときもお礼を言っている場面を見ることが多い。

コピー機を使うとき、参考書や問題集を借りるときにも、「○○を借ります」「ありがとうございました」と言う子が多い。

(3)消しゴムのカスを集めて捨てる

消しカス

授業や自習が終わって席から立つときに、机の上の消しカスを捨てて帰る生徒がとても多い。

「自分が使った場所を綺麗にしてから立ち去る」という習慣は、大勢が一つの場所を共有していくうえでとても大切だと思う。

そういう場面に出くわしたら私も「ありがとう」と必ずお礼を言うようにしている。


これらは塾の「ルール」ではなく、長い時間をかけて、そこに集う人たちによって少しずつ醸成されているものだ。

だからこそ簡単に真似できるものではないし、そう簡単に崩れるものでもない。こういう文化が根付いている空間はとても価値のあるものだと私は思う。

これから新しく塾に入る子たちは、もともといる塾生たち、先輩たちを見て、いろいろなことを感じ、良い影響を受けて、勉強以外のさまざまなことを学び取ってくれると思う。

こういう子たちの学習や進路に携わることができることをとても幸せに思う。


この記事を書いた人

塾長
ふくなが

進学塾unitの塾長。数学・英語・理科担当。生徒と保護者、スタッフの笑顔を見るために日々邁進中。基本的にいつも機嫌が良く、無駄に元気。

趣味:将棋(将棋ウォーズ2段)、コーヒーを飲みながらカフェで数学、ダイエット 特技:リバウンド

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