「ミスが多い」とはどういうことか。

人が何かを行うとき、同時に3つも4つも意識しながら進めるのは難しい。

たとえば英作文の問題では

「大文字/小文字」
「ピリオド/クエスチョンマーク」
「動詞に注意する(時制、主語の確認)」
「名詞に注意する(加算/不可算、単数/複数、冠詞の確認)」

など、注意すべきことがたくさんある。

上に出てきたもののうち、前半の3つが無意識でできるようになっている人は最後の1つだけ注意すれば良いが、もしそうでないなら4つすべてを注意しなければならなくなる。

だがそれは難しいことなのでどうしてもどこかでミスが出てしまう。

「ミスが多い」というのは、「無意識でできることが少ない」ということでもある。


だから、テーマを1つに絞って、まずはそのことだけに意識を置いて練習する必要がある。

たとえば「時制と主語の確認だけは絶対に行う」と意識して練習する。

それを繰り返すうちに、だんだん無意識でも処理できるようになる。

そのミスが出てこなくなったら、今度は別のテーマを意識して繰り返す。

そういうプロセスを踏むことが大切だと感じている。


よく「英語や数学は積み重ねの教科」と言われる。

これは、

「それまでの知識が土台となり、その知識のうえに新しい知識を積み重ねていく」

という意味で使われると思うが、

「それまでのことを無意識に行えるようにして、その無意識の行動のうえに新しい行動を積み重ねていく」

という風にも捉えることができる。

正負の数の計算が無意識にできるようになっているから文字式の計算(という新しい行動)もスムーズにできるようになる。

文字式の計算が無意識にできるようになっているから方程式もスムーズに解けるようになる。

方程式が無意識に解けるようになっているから関数や図形の問題もスムーズに解けるようになる。


ちなみに、たった1つの行動ですら常に意識しながら行動するのは難しい。

たとえばダンスを踊るときに「笑顔で踊る」というのを常に意識するのも難しいことだろう。

そういう場合は繰り返し「笑顔!」と唱えたり、紙に書いて目立つところに貼っておいたりする必要がある。

だから演習を始める前に、ノートの上の空欄部分に「符号を確認する!」などと大きく書いてから練習を始めるのも良いかもしれない。

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