3秒

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先日のテスト勉強会のときのこと。

勉強中とはうってかわって、休み時間の生徒たちは中学生らしくワチャワチャしている。

そんななか、私が休み時間の終了を口頭で告げた。

unitでは生徒たちのスマホの持ち込み、使用を可としている。

ほとんどの生徒は、私の声に反応してすぐにスマホを鞄にしまったが、数人の生徒たちだけダラダラと画面を見つづけ、少ししてからスマホを鞄にしまった。

その差はたかだか3秒程度。

ただ、その3秒の差に私は大きな危機感を持った。


福永

きみたち、スマホをしまうのが遅いですよ。

福永

……unitではできる限りきみたちの自由を尊重したいと考えているからスマホの使用もOKにしているけれども、それはきみたちが自律した行動を取れるからこそなんだよ。

福永

そういうだらしないことをされるとスマホの使用を禁止するしかないですが、どちらが良いですか。・・・たった3秒のことだけど、その3秒にメリハリの無さがあらわれていますよ。

というような注意をした。


いちおう生徒たちの名誉のために言っておくと、彼らは丸一日、塾で勉強している。

そういう中で、自分の時間を楽しみたい気持ちもよく分かっている。

「あとちょっとだけ」という気持ちも分からなくはない。




だが、ここは塾なのだ。

一生懸命に勉強する生徒たちにとって居心地の良い空間を塾生みんなでつくっていく必要がある。

自分のためにも、まわりのためにも、メリハリのついた雰囲気を維持していかねばならない。

塾生たちには自分の頭で考え、自分の感性で物事を判断し、自分を律することで、自分の自由を享受してもらいたい。

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