“基本”に潜む落とし穴

勉強に限らず、何事も基本が大切だ。

基本を固めるために、多くの生徒はだいたい次のような手順を踏む。

① 基本レベルを理解する
② 基本レベルを反復する

この時点で問題が解けている(ちゃんと答えが出ている)と、

生徒

基本はできているな

と思ってしまいがちである。

ここが大きな落とし穴である。

私は「基本を本当に理解できるのは、応用ができるようになってから。」と思っている。

基本を本当の意味で理解し自分の血肉にするためには、応用レベルの経験が必要不可欠なのだ。

応用は、基本の積み重ねで出来ている。

「他のものと混ざった状態」で、「いきなり」、「姿を変えて」基本が出てくる。

そういう場面で使えてこそ、「基本が出来ている」と言えるのだ。

数学ならば、「関数の問題でいきなり図形の知識が必要になったときに思い出せるか。」

英語ならば、「長文の中でいきなり不定詞が出てきたときに思い出せるか。」

そういう訓練が必要なのだ。

生徒

自分では理解できているつもりだけど、なんだかミスが出てしまうなぁ。

という人は、自分の勉強が基本レベルだけになっていないか、応用レベルにも手を出しているかどうかを振り返ってみよう。

もちろん、ただいたずらに応用問題に触れれば良いということではない。

一つ一つ納得しながら、適宜質問をしながら進めることが大切だ。

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