「こうあるべき」との付き合い方

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ふだん私たちが言葉を発したり態度に表したりするとき、自分の気持ちと裏腹なことを言ったり、気持ちとは真逆の態度を取ってしまったりすることがありますよね。(その頻度は人それぞれですが)

しかし生徒たちと毎日接しているとその当たり前のことを忘れてしまうことがあります。

「宿題をやっていない」
「少し遅刻した」
「気だるそうにしている」
「忘れ物をした」

どれも一般的には「やる気がない」と思われるような行動や態度ですよね。


人はそれぞれ「こうあるべき」「こうするべき」という価値観を持っています。

その価値観にそぐわない行動を目の当たりにしたとき、これは良くないと思い、「指導」が始まります。


行動や態度から気持ちを汲み取ること自体は自然なことですし、悪いことではないと思いますが、相手の気持ちをこうだと決めつけず「フラットな気持ちで判断する」「ひと呼吸置いてから指導する」ということが大切ではないでしょうか。


もしかしたら宿題をやれないくらいの悩み事があるかもしれません。

体調が悪くて遅刻したのかもしれません。

自分自身でも言葉で説明できない感情を抱えているのかもしれません。


そういう可能性を考慮した上で、「こうあるべき」ということを伝えれば良いと思うのです。

もちろん良くないことは良くないのです。


しかし上記のことを意識するだけで、話し方、言葉のかけ方、表情、雰囲気が変わると思います。

指導者や保護者は、子どもに対して「こうあるべき」「こうあって欲しい」という気持ちが強いだけに、とくに気をつけたいところです。

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