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興味を持てるようにする方法

昨日は休講日だったが、中3生が自習に来て勉強をしていた。社会(とくに歴史)に興味がわかないということで、歴史を一緒に勉強した。参考書を一緒に見ながら、一つずつ「十七条の憲法ってどんな内容?中央集権ってどういう意味?この言葉はイメージできる?」と確認していく。いかにも「勉強」という感じではなく、ちょっとしたエピソードを話したり、脱線したりしながら進めていく。

一緒に勉強しながら「なぜこの子は社会という教科に興味がわいていないのか」ということを考えていた。私自身も自分が小中学生のときに、社会という教科にさほど興味がわかなかった。幸い、短期的な記憶力だけはあったので、テストで苦労することは少なかったが、「社会は暗記科目」という感覚を持ったまま学生時代を終えた。社会という教科の楽しさに気づいたのは、塾講師の仕事を始めて、自分で授業をするようになってからだ。学生時代の自分の能力を振り返ってみるに、やはり「言語にまつわる能力、言葉の力」が影響していたような気がする。ある言葉を見たとき、その言葉の持つ意味やイメージを考えたり想像したりする習慣があまり無かったし、言葉と言葉の関係(対比、包含関係、因果関係など)にも頓着が無かったと思う。それによって、意味が分かる楽しさ、知識と知識が繋がっていく楽しさが分からなかったのではないかと思う。

それでは、このような状況でどうやったら興味を持てるようになるか。特効薬のようなものは無いと思うが、まずは単純に接触回数を増やすことが大切だと思う。苦手な教科はどうしても避けがちになる。その教科から避けるから、知識も増えず、楽しさが分かるきっかけも少なくなる。この負のスパイラルから抜け出すために、まずは触れる機会を強制的につくる。その上で、ある程度勉強がスムーズに進むように適切な補助を入れる(全体像を伝えたり、分かりづらいところの解説をしたりする)。そして、「この範囲だったら分かる」というところを少しずつ増やしていく。こうやって文字にしてみると、「本当に当たり前のことを書いているなぁ」と思うが、こういう地道な取り組みをしていくしか無いと思う。

これから夏期講習。受験生にとって最大のチャンスが始まる。この子が秋・冬に大変身しているように、こういった時間を積極的につくっていきたいと思う。

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