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生田目の国語教育随想 第3回 ~文章中の論理に耳を傾ける~

(unit通信8月号 バックナンバー)

唐突に自分語りをしますが、私は長年ベースを弾いています。

学生時代の生田目、まだスリムですね(血涙)

楽器未経験者に教える機会もありますが、そこで実感することが、「ベース未経験者の多くは曲中のベースが聞こえない」ということです。

正確には、曲の中からベースラインだけを取り出して選択的に聞くことが出来ない人が多いです。

私もそうでした。意識し続けるとやがて聞こえるようになり、耳コピもできるようになってきます。

ベースに限らず、音楽においては、コード(和音)やその進行の仕方などの、さまざまな理論が存在します。

それにしたがって作曲・演奏されることで、聞き心地がよくなるのです。

カノン進行なんかが有名ですね。

文章も同様で、良い説明をしようと思ったら、やはり論理的構成である必要があります。

「ディスコード(不協和音)」ではいけません。

国語という教科において最も大事なのは、文章中の論理をとらえ整理する力、つまり論理的思考力です。

ところが「本当の国語」を教わった経験がないと、論理をとらえようと意識する習慣がつきません。

設問は文章中の論理に沿って設定されるにも関わらずです。

これではどうやっても、国語をなんとなく解く状態からは脱却できません。

言葉をひたすら覚えたり、音読をひたすらやったりするだけでは、日本語力は伸びても論理的思考力はあまり伸びないのです

もちろん日本語力は国語における土台であり、とても重要なファクターですが。

ベースの音を選択的に聴けないことと、文章中の論理をとらえられないこと。

異なる現象のようですが、本質的には変わりないように思えます。

まずは文章中の論理に耳を傾ける、そのためには文中に作業をする。

良い意味でテキストをどんどん汚しましょうね。

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