全ての生徒に伝えられる指導を目指して

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夕方から自習に来ていた子。

塾に入ったばかりのときは、数学で苦戦することが多かったのだが、授業では普段以上に手が挙がり、明らかにできるようになっている手応えが私の中にもあった。


福永

○○さん、このあいだの数学の授業、いい感じだったね!何かコツを掴んだのかい?

生徒

そうですね……先生から『問題に書いてあることから何が分かるかを考えなさい』と言われたのを前より意識したら、ちょっとずつできるようになってきました。

福永

……それはすごいな!!

こうして文字にすると、伝わりづらいかもしれないが、この子がサラッと言ったことはかなりすごいことだ。

私はいつも授業でこんな話をする。

福永

問題文を読んで、何が書いてあるか一つずつ確認しよう。次にそこからどんなことが分かるかを考えよう。(積み上げ思考)

福永

また、何を求めるのか確認しよう。次にそれを求めるために何が分かればよいかを考えよう。(逆算思考)

この思考の型。

言われれば当たり前のことなのだが、これが身につくまでは相当な時間がかかる。

この話をした直後は比較的多くの子が意識できるのだが、いつでも無意識で使いこなせるレベルとなると、なかなか習慣化されない。

言われてから「あっ、そういえば・・・」みたいになる子のほうが圧倒的に多い。

だから、この思考の型が完全に自分のものにならないまま卒業する子もいる。

しかしこの子は、この思考の型をしっかりと意識できている。

教わったことに対する吸収力の高さがうかがえる。


私としては嬉しく思う反面、反省もしている。

なぜ他の子にも同じように思考の型を身につけさせてあげられないのか、そんなことを考えては自分の指導の至らなさを痛感する。

いくら良い方法を知っていても、知っているだけでは意味が無い。

それを生徒たちに身につけてもらい、自分のものにしてもらってナンボである。

全員がこの子のように吸収力の高い子ばかりではない。

しかし、少しでも多くの子に身につけさせることができるような指導力を身につけたい。

黙々と勉強するこの子の背中を見ながら、そんなことを思った。

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